2024(令和6)年は、あわら市出身の医師・教育者、藤野厳九郎の生誕150年にあたります。
藤野は中国の文学者、魯迅(ろじん)を指導し、魯迅から生涯の師と仰がれたことでも知られています。
今回の展示では、魯迅との交流も含めた藤野厳九郎の生涯を中心に、適塾で学んだ父の升八郎、腸炎ビブリオを発見した甥の恒三郎などについても紹介しました。
《藤野厳九郎》
1874(明治7)年 坂井郡下番村(現あわら市)で生まれる
福井県尋常中学校(現藤島高校)から愛知医学校(現名古屋大学医学部)へ進学
同校教諭を経て、仙台医学専門学校(現東北大学医学部)の教授となる
退職後福井に戻り、三国、芦原で開業医となる
藤野厳九郎の父、升八郎は大阪の適塾で学びました。
厳九郎は仙台医学専門学校の講師として、留学生の魯迅を指導しました。
厳九郎による丁寧な添削の跡がある魯迅の講義ノート 小説『藤野先生』が掲載されている中国の国語教科書

甥の恒三郎は、腸炎ビブリオの発見者として功績を残しました。
会期中は、多くの方にご来館いただきありがとうございました。
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