2021年10月25日 月曜日
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と連携して、「京都大学の研究者に学ぶ講座」を開催しました。 今回は、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の和田濱 裕之氏にオンラインで講師を務めていただきました。最初に講義では、iPS細胞が作成された背景、iPS細胞が再生医療や創薬で利用されていること、iPS細胞の医療への利用段階等をお話しいただきました。次にパネルディスカッションを行いました。参加した生徒からは、「iPS細胞を利用して薬剤の有効性や副作用を評価するテストをする時に、iPS細胞になる前の細胞の特性が出るのでしょうか。」、「京都大学iPS細胞研究所は、他の海外や他の大学と連携することはあるのでしょうか。」、「iPS細胞が実用化されるために必要なことは何でしょうか。」等の質問が出ました。それらの質問に対して、和田濱先生から丁寧に説明いただきました。 参加した生徒からは、「講義をするだけでなく、講義にクイズの時間を設けることで楽しみながら、さらにiPS細胞の理解が深まりました。」、「iPS細胞が実際に医療で使われているのかすごく気になっていたのですが、講義で理解できて良かったです。倫理観の話など、便利だからで済まされない話にはとても納得しました。」、「今回参加していた生徒の皆さんの積極的な質問、その質の高さにも刺激を受けました。」などの感想が聞かれました。