開催日:2017年11月8日(水)より 展示室Bにて (特集展示は終了しました)
芳賀矢一博士
皆さんは、「春が来た」や「かたつむり」という題名を聞いて、曲が思い浮かびますか?おじいちゃん、おばあちゃんの世代から、現在に至るまでずっと歌い継がれてきた曲です。これらの曲は、「唱歌」として明治時代に誕生しました。そして、その歌詞の作成に携わり、校閲において才能を発揮したのが、福井県出身の国文学者、芳賀矢一(はがやいち)博士だったのです。
今回は、芳賀博士の功績の一部を紹介します。中には、とても親しみを感じられる寄せ書きもございます。ぜひゆっくりとご覧下さい。
【芳賀矢一(はがやいち)】 1867(慶応3)年~1927(昭和2)年
福井市出身の国文学者。国学院大学学長、東京帝国大学名誉教授を歴任。我が国の国文学研究の基礎を築いた人物と評される。
当時の教科書編纂や文部省唱歌の作成に尽力し、現在でも歌い継がれている唱歌は数多い。