2020年10月5日 月曜日
中学生缶サット講座が開催されました。
はじめに、超小型人工衛星の開発やその意義、缶サットについて講義を実施しました。その後、参加者は4人1チームに分かれ、与えられたミッションをもとに缶サットを製作していきます。今回のミッションは
①放出から4.0秒後に着地(10mの高さのゴンドラから缶サットを放出)
②放出場所から5.0m離れた地点に着地
③着地時に直立
となっており、このミッションをクリアすることを目標としています。
今回は、初めて会う人たちでグループを組んだため、最初は緊張して、うまくコミュニケーションをとることができないグループもありましたが、時間がたつにつれ少しずつ打ち解けていき、ミッションクリアという目標に向かって切磋琢磨していました。缶(容量180ml)とパラシュート以外は何を使っても自由で、おもりで重心を調整したり、パラシュートに穴を開けたり、底面を球状にしたりするなど、自由な発想とそれを制限時間内で実現させるチームワークが試されました。テストフライトを重ねるたびに、缶サットを改良しながら、理想の缶サットを目指し、コンテスト本番では独創的なアイデアが登場し、コンテストが盛り上がりました。
参加した生徒の感想には「違う学校の人たちとチームを組んで、はじめはあまり話せなかったけれど、やっていくうちに仲良くなり、チームでどのようにしたら缶サットを改善できるのかなどの話し合いができたので、よかったと思います。すごく楽しくいい経験になりました。さらに宇宙や人工衛星への関心が深まりました。」などが書かれていました。
缶サットが落下している様子は下のURLからご覧いただけます。