2020年10月26日 月曜日
缶サットHighSchoolでは、2月に実施された「缶サット電子系講座」に続く、「缶サット構造系講座」を実施しました。
1日目は東京大学職員の石川先生から、超小型人工衛星の開発や缶サットについての説明、缶サットに搭載する電子回路の設計と缶サットの構造について講義を受けました。その後、各班の進捗状況報告を行い、テストフライトを行うために必要な情報交換を行いました。
缶サット製作では、各チームで、立体回路の作成を行う回路製作班、プログラムを修正するプログラミング班、缶サットの構造を考える構造系班に分かれて作業を行いました。各チームで考えた、缶サットに気圧センサーとカメラ、GPSを搭載し、動画を撮影しながら位置情報と気圧用法を測定するなどのミッションを達成すべく、受講生たちは試行錯誤していましたが、仲間と協力しながら夢中になって行っていました。
2日目も引き続き、缶サット製作を行いました。
また、ドローンを使って上空50mから缶サットを落下するテストフライトを行いました。チームの中には、缶サットにローバーを取り付け着地地点から打ち上げた地点に戻ってくるというミッションを設定したチームもありました。テストフライトでは、風に流され、着地地点が離れてしまったり、プログラムがうまく作動しなかったりと課題が生まれましたが、2週間後の11月7(土)8(日)に開かれる「ふくい缶サットグランプリ」に向け、さらに工夫を凝らしていました。
参加した受講生からは、「実際にテストフライトを行うところまでたどり着けたことがうれしい。さらに工夫してグランプリに臨みたい。」や「次々と課題が見つかり難しかったが、プログラミングを経験し、それを解決していくことができて充実感を味わうことができた。」「講師の先生方が丁寧に教えてくれたので、とてもよく理解することができてよかった。」などの感想が得られました。
缶サット投下動画については以下のURLでご覧になれます。