2023年3月3日 金曜日
小学校理科6年生「電気の有効利用」の単元では、電気を無駄に消費しないための工夫として、自動で点灯・消灯を行うことを学びます。マイクロビットとは、教育向けに開発されたマイコンボードで、インターネット環境があれば、iPad、Chromebook、WindowsPCでプログラミングを行うことができます。このマイクロビットを含めて、LEDやサーボモータをミノムシケーブルやブレッドボードを使って回路を組み、プログラミングをしていく実習をオンラインテレビ会議システムを使って行いました。
福井市清明小学校6年生での実践事例を紹介します。
あらかじめサイエンスラボからLED、ミノムシケーブル、ブレッドボード、サーボモータを貸し出し、小学校で保有しているマイクロビットとiPadを使って、次の内容で実施しました。
①モニターに文字や数値を表示する
②明るさを測定し、数値で表示する
③マイクロビットの端子にLEDを接続して光らせる
④マイクロビットのAボタンを押したとき点灯し、Bボタンを押したとき消灯するようにする
⑤マイクロビットのAボタンを押しているときだけ点灯し、離したら消灯するようにする
ここまで順に進めることで、光センサーの動作や条件分岐プログラムについて学ぶことができます。そこで、「教室の電気が消えた時だけLEDが点灯する」プログラムを児童たち自身で考え、実験してみました。
はじめはなかなか成功しませんでしたが、プログラムを自分たちで修正することで、最後には多くの児童が成功しました。
サーボモータは、プログラミングで指定した角度に回転する機器です。マイクロビットの光センサーと組み合わせることで製作できる「明るさ計」を紹介しました。