2023年3月3日 金曜日
中学校理科1年生「レンズのはたらき」の単元では、凸レンズによって屈折して進む光の道筋の規則性について学習します。凸レンズの断面と同じ形をしたガラスにレーザー光線を通して道筋を通す実験が一般的ですが、サイエンスラボでは、大型凸レンズを使用し、それに入射した光が進む様子を演示することができます。中学校の教室とオンラインテレビ会議システムで接続し、サイエンスラボからの映像を配信して授業を行いました。
池田中学校での実践事例を紹介します。
サイエンスラボには大型のガラス水槽があり、その中に適量のスモークを封入します。水槽の壁面に大型凸レンズを貼り付け、そこにレーザー装置やLEDからの光を通すことで、凸レンズを通過した光の道筋を立体的に観察できます。
LEDを文字の形に配置して作ったLED光源を用いると、凸レンズを通った光が再び集まって「実像」を見ることができます。
サイエンスラボからはハンディカメラの映像を配信するため、教室にいる生徒たちの要望に応じて撮影する角度を変えることができます。「実像」が見えた時には、教室から歓声が沸き上がっていました。