2025年10月8日 水曜日
9月27日、28日に宇宙AIロボット開発講座「製作相談会・中間コンテスト」を開催しました。製作相談会では模擬探査機(ローバー)に書き込むプログラムの疑問を講師の方たちに質問し、疑問を解決すると同時にプログラムに関する理解をより深めていました。中間コンテストではコース(模擬火星地表面)上でローバーを動作させ、定めたミッションの達成度を参加チーム同士で競い合いました。
中間コンテスト結果(6位までを掲載)
1位 高志高校
2位 高志中学校
3位 金津高校
4位 鯖江高校
5位 武生高校
6位 藤島高校
1日目
5月のスタートアップ講座および8月の3Dプリンター講習会を経て、各チームがそれぞれの学校でローバーの製作作業を続けてきましたが、ローバーの動作のもととなる電子プログラムに関しては、自分たちでは解決できない疑問がいろいろとありました。そこで、各チームが講師の方たちにプログラムに関する質問を次々と行い、それらの疑問を解決していきました。また、自分たちが設計してきた部品データを3Dプリンターでプリントアウトして、最終的な機体調整を行うチームもありました。どのチームも、より高いレベルの成果を得ようと最後まで製作相談、製作作業を続け、あっという間に終了時刻を迎えました。
2日目
午前中に中間コンテスト1回目、午後に中間コンテスト2回目を行いました。1回目と2回目の間の機体調整時間には、1回目で出てきた課題を解決しようと、すべてのチームが必死に調整作業を行いました。時間ぎりぎりまであきらめずに
昼食時間には、宇宙AIロボット開発講座に対し多大なる資金援助を行っていただいている福井北ロータリークラブが主催となり、将来の夢に関するグループディスカッションをランチミーティング形式で行いました。福井北ロータリークラブの会員の方々10名をファシリテーターとして、普段なかなか話をする機会がない他校メンバーとの交流も行いながら、どのグループも将来についてのディスカッションに大いに花を咲かせていました。
2日間をとおして、受講生からは、「プログラムへの理解がすごく深まったし講師の方々とプログラムについて深い話をしながらプログラムをより良いものにしていくのが楽しかった。」「限られた時間と資源の中で発想力を伸ばせた。」「トラブルが発生したときの対処方法や考え方など、いろいろなことが学べました。ありがとうございました。」「色々な企業、団体、個人の方々のサポートをいただけたこと、すごくありがたいです。このような機会をいただきありがとうございました。」「コンテスト1回目は、ローバーのサンプル回収機構が壊れてあまり得点できなかった。けれども、2回目では回収機構を改良し、多くのサンプルを集め高得点を取ることができた。試行錯誤する過程がとても楽しく、機構が上手くいって達成感があった。」などの感想が得られました。