2019年6月25日 火曜日 実験講座
ISTS福井大会地元事業実行委員会との共催で、ISTS缶サットイベントが行われました。
講演会の様子
イベントの最初は、東京大学大学院工学系研究科教授 中須賀真一 氏による講演会が行われました。ISTS(宇宙技術および科学の国際シンポジウム)福井大会に参加されていた各国の研究者と県内の中高生への講演会ということもあり、中須賀先生には日本語・英語のバイリンガルでお話いただきました。これまでの衛星や探査機の研究開発や、世界的に行われているロケットによる小型人工衛星の打ち上げ競技会「ARLISS」についてご講演をしていただきました。
講演内容はもちろんのこと、二言語でわかりやすくお話していただけたことが、県内の中高生にはとても貴重な経験となりました。
質疑応答の様子
次に、昨年度サイエンスラボで行われた超小型人工衛星開発講座で缶サット製作を行った高志中学校、藤島高校の生徒による発表を行いました。
各国の研究者に向け、缶サットのミッション、ミッション達成に向けた缶サットの構造や工夫、性能評価について、英語で発表を行いました。
質疑応答では、各国の研究者からの質問に対して英語で答えるなど、自分たちの考えや思いを精一杯伝えていました。
工業技術センターの人工衛星試験設備の見学のあと、各国の研究者とランチミーティングを行いました。
午後は、サイエンスラボ物理・地学とサイエンスラボ生物に分かれ、缶サット製作およびテストフライトを行いました。
今回のミッションは、「缶サットが直立で着地すること」「着地した時に風船を割ること」「缶サット落下時に撮影を行うこと」の3つです。5人のチームでミッションを選び、与えられた資材をもとにミッション達成のための缶サットを製作しました。
テストフライトはチームあたり2回行い、約40mの高さに打ち上げられた気球から缶サットを落下させました。
ミッションの説明
製作の様子(生徒)
製作の様子(研究者)
気球の打上
打ち上げた気球
直立着地した缶サット
缶サット搭載前の調節
着地後の分析